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東京五輪エンブレム、A案の「組市松紋」に決定

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は25日、大会エンブレムについて、4案の候補作品の中から、市松模様をモチーフにしたA案「組市松紋」を選出したと発表した。

 旧エンブレムの白紙撤回から約8か月を経て大会シンボルが決定した。

 A案は、東京都在住のデザイナー野老ところ朝雄さん(46)が制作した。日本の伝統色の藍色を使い、形の異なる3種類の四角形を組み合わせた。国や文化、思想の違いを乗り越えてつながり合うことを表している。

組織委のエンブレム委員会(委員長=宮田亮平文化庁長官)は同日、委員21人による選考を行い、最初の投票で、A案が過半数の13票(B案1票、C案2票、D案5票)を獲得した。

 宮田委員長は記者会見で「多くの方に愛されるエンブレムとして、20年大会で世界に羽ばたいてもらいたい」と語り、野老さんは「非常にうれしい。この場にいられることを誇りに思う」と緊張気味に話した。

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全文転載元:yomiuri.co.jp