耐震補強が進む世界遺産・原爆ドームの地中で、前身の建物「広島県産業奨励館」の床面が見つかった。広島市が1日、発表した。被爆時のものとみられ、市は3月下旬に終える予定だった補強工事を遺構調査のために大幅に延長。「工事は広島原爆の日の8月6日までに終わらせたい」としており、シートで覆われたドームは当分の間、見えづらい日々が続く。