桃太郎も国際化の時代?――。岡山県の和菓子メーカー・(株)廣榮堂(岡山市)は15日、東京都内で記者会見し、在日イスラム教徒やイスラム圏からの観光客向けに、主力商品のきびだんごでハラール認証を取得したと発表した。同社は1856年創業の老舗で、2020年の東京オリンピックを見据え、日本の土産から世界の土産へと転換を狙う。24日から店頭で認証取得をアピールする。
同社は昨年末、きびだんご8種類でイスラム教の教義に則った商品であることを示すハラール認証を取得した。だんご類では日本で初めて。
インドネシアやマレーシアなどイスラム教徒の多い国でつくる東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国から、日本への観光客数は年間3割増えている。イスラム教は豚肉などの他、人工の食品添加物も認めていない。原材料が分からないと食べられないという声が多かったため、同社の伊東平取締役営業本部長は「イスラム教徒の方々に安心してきびだんごを食べてもらいたい」と認証を取得した。
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